昨夜は忘年会でした。
お酒をやめて良かったとつくづく思うのは二日酔いが無いこと。
今までなら忘年会の翌日なんて大抵死んでた。
今日も朝から元気いっぱいです。さ、お出掛けしましょ。
いつもは体力勝負ですが今日は芸術に勤しみます。
富山県美術館。
富山駅から歩いて15分程の環水公園のすぐ横にあり眺めの美しい場所にあります。
とは言っても目的のひとつはこの美術館に入っているレストランで食事することなんですけど・・・
まずは美術館の王道、コレクション展示から
ロートレック、ピカソ、ミロなど、地方美術館のコレクションとしては著名なアーティストの作品が展示されています。
好きなアーティストのコレクションが展示されている美術館と出会うのは意外と難しいものですが富山県美術館は自分好みの美術館です。
【ロートレック】
「ムーラン・ルージュ」などのポスターなどで有名な画家です。
パリのダンスホールや酒場の絵が多く、退廃的だけどどこかお洒落。
ポスターを芸術の域にまで高めた功績でも評価されています。
【ピカソ】
一般的に知られているピカソ作品とはひと味違う作品が展示されています。
これを見るとなるほどデッサン力の優れた画家なのだとわかります。
落ち着いた色調と柔らかな陰影で描かれた女性。
こんな洗練されたデッサン力の基礎があるからこそピカソの個性的な構図や目の覚めるような色使いの絵が生まれたことがわかります。
【ミロ】
鮮やかな色彩と自由でユーモラスな雰囲気が漂うミロの作品は、一番部屋に飾りたい明るい作品です。
自分の場合、美術館で絵を見る基準は「自宅のどこにこの絵を飾るか」です。
ミロは、リビングのいつも目に入る壁に飾りたい。
そんな中でいつ見てもドキドキするのは岡本太郎の「明日の神話」。
その色使いと構図はものすごい迫力。
日本が誇るアーティストです。
撮影禁止なので富山にお越しの際は是非ご自分の目でご覧下さい。
これらのコレクション展示のほかに、企画展示、アトリエでワークショップ、図書コーナー、ポスターコレクションを大型タッチパネルで見られる施設などがあます。
3年に一度開催される世界ポスター展がここ富山美術館で行われるそうです。
それらの中から3000作品のポスターがタッチパネルで探すことができます。
私の好きなモータウンのポスター見つけました。
中庭には、彫刻家・三沢厚彦さん作の大中小のクマの彫刻が3体展示されています。
トリックアートもありました。
これ平面なんです。
クマ 割を上手に使おう
企画展示の入館料にはクマ割引というものがあります。
クマ割というのは何かしらクマに関係するグッズを持っていくと割引を受けることができる素敵な割引サービスです。
さすがに熊鈴ではダメだろうと白くま柄のペンケースを持参。
300円値引きしてもらいました。
屋上には「オノマトペの屋上」と名付けられたグラフィックデザイナーの佐藤卓氏が手がけたオリジナルの遊具があり子供も楽しめる空間になっています。
しかし、12月から3月までの冬の期間は閉鎖されていますのでご注意を・・・
ところが、今日はお天気が良く暖かったので臨時オープンしてくれました。
ラッキー!
おすすめの空間で和もう
この中央廊下とても好きです。
立山杉の廊下に光が差し込んでとても居心地の良い空間。
しばしゆったりとした時間を過ごします。
富山に来て一番良かったのは、食べ物が美味しいことですがそれに匹敵するぐらい人の少なさが有難い。
人混みが苦手な人にはとても暮らしやすいところです。
どこへ行ってもせかされることなく自分のペースで動けるというのは心の平安に繋がるのではないでしょうか?
だめだ限界。お腹がすいた~
ところで、美術館に来るとお腹が空くのは私だけ?
しかも飢餓感が増すほど絵に没頭出来る変な体質。
ひと通り鑑賞し急いで「日本橋たいめいけん 富山店」へ。
あの三代目茂出木浩司シェフがサンタクロースの格好してます。
褐色の肌に白い髭が映えるわー。
窓が大きくとても開放的。
眺めが素晴らしいです。
黒部名水ポークのポークジンジャーにしました。
ランチにするとスープとパンorライスが着きます。
映画「たんぽぽ」で有名になったあのオムライスもここ「たいめいけん」です。
ここは夏季は夜10時まで冬季は夜9時まで営業しており、この大きな窓からの夜景が美しくデートのディナーに良いそうです。
美術館のもうひとつの楽しみ・・・
ミュージアムショップでオリジナルグッズや富山ならではのアートグッズ、展示されていた絵画のレプリカや、ポストカードが売られてます。
他にもキーホルダーや、絵画柄のエコバッグなどお土産におすすめ。
富山旅行のお土産にお菓子や海産物も良いけれどミュージアムショップのアートグッズのお土産なんてちょっと女子力高くてウケそう。
美術館は芸術作品を鑑賞するだけではありません。
体験したりレストランやカフェで食事を楽しんだり、居心地の良い場所で和んだり、買い物をしたりとひとつの場所で様々な楽しみ方ができる場所です。
それに大抵、清潔で静かで美しい。
【富山県美術館の詳細】
----------------------------------------
富山県美術館
富山県富山市木場町3-20
開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週水曜日(祝日除く)
祝日の翌日・年末年始
屋上庭園
開館時間:8:00~22:00(入館は21:30まで)
休館日:12/1~3/15
※天候などにより、閉鎖する場合があります。
観覧料
コレクション展
一般:300円(240円)
※( )内は20人以上の団体料金
企画展
展覧会により異なる
-----------------------------------------
おしゃれな下奥井エリア
富山美術館から歩くこと20分あまり、下奥井に来ました。
富山駅北口からは、ライトレール(路面電車)で3駅目。
富山駅から北へ二キロ足らずの住宅街です。
外国みたいなかわいいトレーラーハウスが並ぶ店舗群があり、「サンパティー」(フランス語で共鳴などの意)と呼ばれています。
ジェラート店「Voce(ボーチェ)」、スイーツ店、クラフト教室、カフェなどがあります。
こじんまりとした一画です。
わたしにはこれくらいがちょうどいい。
あまり可愛すぎたりおしゃれ過ぎると返って引いてしまうので・・・
冬だってジェラードが食べたい!
冬らしく「焼き芋と森の木ノ実」にしました。
他にも富山ならではの材料を使ったジェラードがたくさん。
紅あずまの甘味と風味、くるみやナッツの楽しい食感。
我ながら良いチョイスなジェラード。
美味しくいただました。
-----------------------------------------
下奥井駅「サンパティ」
Voce(ボーチェ)
営業時間:10:00 ~ 19:00
定休日:木曜日・年末年始
-----------------------------------------
たまにはこんな休日もいい
芸術に勤しむはずがいつしか食べ歩きになってしまいましたが、女子力がとてつもなく低い私にはこんな休日もいいかも。
富山の他のミュージアムや美術館に行く頻度を増やしてみようかな。
ゴールデンレトリバー
サンタのお気楽な日常
ビビりでおとぼけなわんこの日々♪