以前、お話した交通事故で大怪我を負ったときの話です。
意識不明で救急搬送されましたが幸いにも意識をすぐに取り戻し、お医者様や看護師さんと普通に会話して食事も食べていたとダンナさんから聞きました。
というのも意識を取り戻してから3日間の記憶がまったく無いんです。
忘れたというよりぽっかりと抜け落ちています。
その間、うわごとのように「アイスクリームが食べたい」と繰り返していたそうです。
そこでダンナさんが看護師さんに内緒でアイスクリームを買ってきて、スプーンですくってひと口食べさせました。
(寝たきりで動けない状態だったので食べさせてもらっていました)
「美味しい!」と感じた瞬間だったと思います。
脳内のシナプスがバチッバチッと・・・
これ、大袈裟ではなく本当にそんなカンジだったんです。
早送りの映像が頭の中に次から次に浮かんでは消えて行くスライドをみているようでした。
3口食べた頃には、ずっと霧に覆われていた頭の中がすっきりと晴れて現実の世界に戻って来てました。
ダンナさんが言うにはその3日間は話の焦点が合っていないような別人と話しているような気がしたそうです。
そして、今まで会話を交わしていたお医者様も看護師さんたちもわたしにとっては全員初対面の人となりました。
もし、あの時病院の規則どおりに「病院食以外は食べないように」を守っていたら今も別の世界にいたかも知れません。
アイスクリームというより「美味しい」と思ったことが引き金だったのではないかと思います。
うわごとのように「アイスクリームが食べたい」と繰り返したのももしかしたら自分でそれが必要だと感じていたのかも知れません。
だってそれ以降、「アイスクリームが食べたい」なんてうわごとは言ったことがありません(笑)
食べることは生きること、そして美味しいと思うことはわたしにとって生きる喜びを感じることなんですね。
これは食いしん坊ならではの現象で人によっては香りだったり音楽だったりお子さんの笑い声だったりするんでしょうね。
それからは好きなものを我慢せずに食べるようになりました。
ただし、そのぶんカロリーを消費するのが大変なんですが(笑)
病院関係者の皆様へ
大変申し訳ありませんでした。
病院食は栄養バランスを考えられて味付けも工夫されて美味しく調理されています。
病院食だけで充分というかそれ以上に健康に良い事は重々承知しております。
ただ、このときのわたしは「うまっ!」っていう刺激が必要だったのではと今では思うのです。
それを本能的に欲してしまいました。
その後はちゃんと規則どおり、看護師さんの指示通り回復に努めましたのでどうかお許しくださいませ。
↓ ずっとこのまま、食べる喜びを感じ続けて欲しいと願っています。
santanohibi.hatenablog.jp
ただいまバーチャル旅行中:92日目
落ちるな!踏まれるな!
カタツムリって1年ぐらい寿命があるらしいです。
梅雨の時期だけかと思っていました。
冬の間は冬眠するそうですよ。
今日の歩行距離 | 10.1km (5.3 km/h) |
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今日の歩数 | 14,452 歩 |
通算の距離と歩数 | 678.1 km:970,598 歩 |
到達地点 | 黒松駅 島根県江津市黒松町 |
目標地点 | 萩市まであと 130.0 km |
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ゴールデンレトリバーサンタのお気楽な日常
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