先日、ニュースで役所や猟友会に「熊を殺さないで!」という批判が殺到しているという記事を書きました。
それに対して皆様から多くの感想をいただき、ありがとうございました。
その中で
林業を営む山のスペシャリストでもあり、
歴史作家でもあり(これマジでした。本を出版されてます)、
ロックの伝道者でもあり、
Mキャラのエロ と多才な
↓ ゴリ先生の本はAmazonで購入できます
影の王: 縄文文明に遡る白山信仰と古代豪族秦氏・道氏の謎 (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者:泉 雄彦
- 発売日: 2018/03/19
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
kagenogoriさん (id:kagenogori)からこんなコメントをいただきました。
「クマを殺さないで」という人の気持ちは分かります。
クマが人を襲うと言っても、クマだけが悪いわけじゃない。
クマは元来臆病な動物で、ワタシも過去に山で出会ったことが何度もありますが、全て熊の方がダッシュで逃げていきます。
でも一度人を襲ったことのあるクマは、もう人間を恐れなくなるようです。
そうなったクマは人間にとって非常に危険な動物となってしまっています。
特に狙われやすい(クマにとって襲いやすい)のは、比較的弱い老人、そしてひょっとしたら、やはり弱く見える子供かもしれません。
「駆除」という言葉はあまり好きではありませんが、そうなってしまったクマはやはり駆除するしかないと思います。
最近気になっているのは、街や里に下りてきている個体だけではなく、山の中全体で、熊の数がふえすぎているのではないかということです。
以前と比べると、どの山に入っても、クマの痕跡がそこかしこに見られるのです。
10年前ではなかったことです。
ひょっとしたら熊の数が増えてしまっているので、今年のような山の木の実が不作の時に、あぶれたクマが里や町におりてきているのではないかということです。
あくまでワタシの推測なのですが。
ここ数年の山はおかしいです。
以前はしょっちゅう出会っていたカモシカを、いまでは全く見なくなりました。
クマの個体数の変化や、攻撃的になっていることと関係があるのかもしれません。
自然との共存・共生は非常に重要なテーマで、喫緊の課題のはずですが、いまの世界はどこか優先順位を間違えているような気がします。
どうでしょう。
とても説得力のある「なるほどそうなのか!」って思えますよね。
確かに以前は山のドライブやゴルフ場でも見かけたカモシカやシカを最近は全く見ません。
山がおかしい・・・
熊を殺すことについて是非を発言するにはもっと現状を把握する必要があると改めて感じ調べてみました。
森林ジャーナリストの田中淳夫氏による新書『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』によると「山にエサがない」から人里に降りてくると言われるが、生息数が増加したことが原因ではないかと記されています。
そして生息数が増えている理由に「エサが増えている」と言うのです。
まったく真逆の説ですよね。
もし山野の植物が繁茂して量が増えたら、草食性や雑食性の動物にとってエサが豊富になったと言えるかもしれない。
そして草食動物が増えたら、肉食動物のエサも増えたことになる。
つまり、野生動物は飽食の時代を迎えたのではないだろうか。
また、あるサイトにはこんな説もありました。
森の奥深くにボス的な強い熊が数匹いて弱い熊が居場所を無くして山を降りてくるのではないかと・・・
まるで「鬼滅」のオニのようではありませんか?
「鬼舞辻無惨」と配下の鬼「十二鬼月」のようにめっちゃ強いのがカモシカやシカを食しているとしたら。
いろいろ検索してみましたがすべて憶測の域を出ない説なのではっきりとした原因はわかりませんでした。
が、「山がおかしい」のは確かです。
山(森)は命の源です。
酸素も水も元をただせば森から生まれます。
すべての生命の礎です。
山(森)に行くようになって気付いたことがあります。
それまでは、なるべく人の手が入らないそのままの状態が自然なんだと思っていました。
ですが、そうなると生命力のある植物だけが育ってしまったり、鬱蒼と茂った樹木が光を遮り新たな芽が育たなかったりと森が荒廃することを知りました。
矛盾するようですが自然は人の手で守られているんです。
ではその 山(森)を守るためにわたしたちが出来ることはなんなのでしょうか。
国産材の製品を使う
くらしの中にある身近な木材に、紙があります。
日本では、輸入木材の9割近くが丸太ではなく製品として輸入され、その製品のうちの60パーセントが紙として使われます。
そのほかワリバシもほとんどが中国などから輸入されています。
こうした身近なものから意識して、選べる機会があったら国産材を使用した製品を使うこと。
木材自給率を上げる事で使われないことにより荒廃を招いている山を救う事になります。
ゴミを捨てない
人間の食べ残したゴミを食べた熊はその美味しさを覚えてしまうそうです。
そりゃそうですよね。
ふだん、味のない木の実などを食べているのに美味しく味付けされた食べ物を食べれば人間だってそっちのほうが良くなります。
結果、人を襲ってでも食べ物にありつこうとするようになってしまいます。
これは熊に限ったことではありません、
野ザルや鳥でも人から食べ物を奪っている光景を目にします。
わたしの憧れる登山者の方やキャンパーの方は「来た時よりも綺麗にして帰る」をモットーにされている方が多いです。
皆さん、汚されていく山や森に懸念をお持ちなんですね。
その方達のブログを拝見し、影響されて自分も山に登りながらゴミを拾えるようにゴミ入れの袋をザックに付けて登っています。
森林伐採を伴う開発計画を監視する
大切な森林を守るためには、都市計画の監視が必要ですね。
抗議や意見も今は県や市のHPのフォームメールで簡単に出来るようになっています。
海外ドラマの『ZOO-暴走地区-』では世界中の至る所で人間が動物に襲われる事件が発生し、原因は確か企業が人工的に作った植物でした。
動物たちが人間に対してまるで反逆するように暴走を始めるというゾッとするドラマでした。
このままいくとあながち SFの世界ではなくなるかも知れません。
ともあれ、熊さんもそろそろ冬眠に入る季節。
↓ 彼も最近よく寝ます(笑)
santanohibi.hatenablog.jp
ただいまバーチャル旅行中:111日目
雪囲い
きのうは今週末に着いていた雪マーク。
今日見たら雨マークに変わってました。
とはいえ、着々と雪のシーズンが近づきつつあります。
今日の歩行距離 | 8.3 km (5.2 km/h) |
---|---|
今日の歩数 | 11,882 歩 |
通算の距離と歩数 | 854.1 km:1,211,224 歩 |
到達地点 | 美祢駅 山口県美祢市大嶺町東分 |
目標地点 | 小倉駅まであと 52.3 km |
--------------------------------------------------------------------------------
ゴールデンレトリバーサンタのお気楽な日常
--------------------------------------------------------------------------------